腰痛はヘルニアによる神経の圧迫が原因?

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腰痛、足の痛み、しびれなどの症状で整形外科を受診し検査の結果、腰椎のヘルニアが見つかった場合、椎間板の飛び出しによって神経が圧迫されるために症状が起きると説明されることがあります。

ヘルニアによる神経圧迫が腰痛の原因というのは疑わしい

しかし、神経の圧迫が腰痛などの症状の原因だとすると、いろいろと矛盾が生じます。

例えば、MRIで撮影した画像を見ると、椎間板が飛び出してヘルニア状態になっているにも関わらず、痛みがまったくない人がいます。

また、痛み、しびれはあっても温めたり、ストレッチなどをやって筋肉をほぐしたりすると、痛み、しびれが軽減したりする人がいます。

そして、腰痛の症状がひどいため、ヘルニアの除去手術をして神経の圧迫を解放したにもかかわらず、痛み、しびれには変化が見られないか逆に悪化してしまうケースもあります。

そうなると、飛び出した椎間板が神経を圧迫すると腰の痛みや足の痛み、しびれ、排尿排便障害などの症状が出るという理論の説明がつかなくなります。

椎間板ヘルニアの手術を受けられた方の症例

当院にもヘルニアの手術を過去に2回受けた経験がある方がみえました。

来られた時、腰の痛みがかなりひどく、日常生活にも支障が出るような状態が数ヶ月以上続いていました。

また、立った状態で姿勢を観察すると、体がくの字に曲がった状態でした。

この方にいろいろお話を聞くと、腸の調子が悪く便秘で、ひどい時には週に1度しか通じがありませんでした。

施術を週に1回くらいの間隔で数回行ったところ、腸の調子も良くなり通じも改善され、腰の痛みも日に日に改善していき、一ヶ月半くらいでほぼ痛みが消えました。

そして、姿勢も改善され、くの字に曲がった状態も解消しました。

この方の腰痛は、ヘルニアの神経圧迫が原因ではなく、内臓からの影響で症状が出ていたのでしょう。

ところで、この方は当院へ来られる前に他の整体に数回行かれたようです。

でも、施術を受けてもほとんど症状には変化がなかったようです。

症状に変化がみられなかったということは、おそらく前に行かれていた施術所は背骨などの骨格矯正、筋肉の調整を主に行ったのでしょう。

実は、内臓の影響で腰痛などの症状が出ている場合は、背骨などの骨格矯正、筋肉の調整では症状は改善しにくいのです。

骨格矯正、筋肉の調整は、神経を刺激する方法です。

神経を刺激する方法は、筋肉疲労による腰痛などには有効です。

一方、内臓が関連する腰痛の場合は、神経を刺激する方法ではなく、東洋医学で言われる“気”というエネルギーの流れを調整する方法が適しています。

ですから、腰痛、足の痛み、しびれなどの施術を行う場合、原因に合わせた方法を選択することが大切なのです。

腰椎椎間板ヘルニアQ&A

.体の歪みはヘルニアの症状と関係がありますか?

.他の整体、カイロプラクティック院などでは、体の歪みがヘルニアの症状と関連があるから、体の歪みを整えないと痛み、しびれは変わらないと言っている施術所は少なくありません。

しかし、体の歪みを整えてもヘルニアの症状(腰痛、足の痛み、しびれなど)が改善するわけではありません。

と言うのは、体が歪んでいるから腰痛、、足の痛み、しびれなどの症状が出るわけではないからです。

内臓などの機能が低下して、その影響で筋肉の緊張が強くなり症状が出ているのです。

ですから、施術は内臓の機能を高めるような調整をしていけば良いわけです。

.悪い姿勢をしていると腰痛、足の痛み、しびれが出ますか?

.悪い姿勢をしていると、筋肉のバランスがくずれて、腰痛、足の痛み、しびれなどの症状の原因になると言われています。

悪い姿勢は

・足を組んで座る

・横座り

・アヒル座り

などが言われています。

しかし、足を組んで座るなどの姿勢を続けたとしても、腰痛などの原因にはなりません。

理由は、上で書いたように内蔵の機能の低下が症状の原因だからです。